柿のドライフルーツを楽しんでみよう！家で簡単に作れるドライ柿とは？干し柿やあんぽ柿との違いも紹介！

柿のドライフルーツといえば干し柿！と思われる方も多いと思いますが、最近ではドライ柿も人気なのをご存じですか？干し柿とドライ柿の違いはその作り方にあり、そのまま干すか、切ってから干すかで異なります。そしてドライ柿は、家でも簡単にできるヘルシーおやつでもあるので、最近注目を集めているのです。

今回は、ナッツとドライフルーツの専門店・小島屋の視点から、柿のドライフルーツの栄養や効能、さらに家でもできる作り方とアレンジ方法などについて紹介しましょう！

「柿のドライフルーツ」というと何を想像しますか？干した柿の定番といえば、やはり干し柿ですが、最近では、柿を切ってから干す「ドライ柿」というものが登場しています。例えば、ドライマンゴーのようなドライフルーツを想像するとわかりやすいですね。

ちなみに、干し柿と似たものにあんぽ柿がありますが、ここにも違いがあります。トロリとした食感と甘い味があんぽ柿の特徴。あんぽ柿の作り方は、硫黄で燻製させてから乾燥させる、というものです。あんぽ柿も干し柿も、旬の時期は11月～2月頃で、柿の収穫時期後に作られますよ。ちなみに、あんぽ柿は、干し柿のカロリーとも大きく変わりません。

本来、柿にはビタミンAや、カリウム、食物繊維といった栄養素が豊富です。中でも、免疫色を高めるβクリプトキサンチンが特徴的ですね。それを乾燥させたドライ柿は、これらの栄養素が凝縮され、さらに食物繊維もたっぷり含まれるので、とても栄養たっぷり！と言えるでしょう。

（※干し柿の栄養素と効果については以下の記事もご参照ください）
≪干し柿に含まれる栄養成分とその効能とは？ダイエットや健康美容に嬉しい効果とおすすめの食べ方を紹介！≫
【参考】β⁻クリプトキサンチン　⁻わかさの秘密

ここで、柿のドライフルーツの簡単な作り方を紹介しましょう。柿のドライフルーツは、レンジで作る時短の作り方や、天日干しで作る定番の作り方もありますので、それぞれ解説していきます。

干し柿と柿のドライフルーツで作り方は違いますが、いずれにせよ柿は、ドライフルーツにすることで栄養素が凝縮されるのでおすすめです。柿でドライフルーツを作って、柿の効能をゲットしましょう！

柿を大量消費したいときなどは、ドライフルーツにして日持ちさせるのが1つの手。柿のドライフルーツの作り方としては、ドライ柿がもっとも失敗しにくいでしょう。ドライ柿も、干し柿と同様に栄養が凝縮されていますのでおすすめですよ。

ドライ柿をすぐ作りたい時におすすめなのが、レンジで加熱するレシピ。作り方は、3mm程度にスライスした柿を、500Wで1分加熱⇒水分を拭いてもう1分加熱…と少しずつ加熱するだけです。焦げには注意が必要ですが、数分で作ることができますよ♪

レンジを使ったレシピよりも時間はかかりますが、柿の天日干しでドライフルーツにすることもできます。ドライ柿であれば、スライスして風通しの良いネットに3～5日くらい干すと、ドライフルーツになります。

ちなみに、渋柿を使う「干し柿」も、ドライフルーツの1つと言えますね。干し柿は、皮をむいただけの柿を紐につるし、風通しの良いところで1か月干して作られます。干し柿とドライフルーツ柿では、出来上がりまでの時間が大きな違いだと言えるでしょう。

また柿をドライフルーツにする作り方として、オーブンを使う方法もあります。こちらは、ドライ柿を作るのに使える方法で、「数日干すのは嫌だけどレンジで作って焦げるのが心配」という方におすすめの方法です。やや低温の110℃で60分、じっくり焼くのが目安ですよ。

柿をセミドライフルーツとして楽しむのもおすすめ。しっとりした食感が残ります。柿をセミドライにするには、先ほど紹介したレシピよりも控えめに乾燥させてくださいね。

ちなみに、市販のセミドライ柿もあり、コストコなどのスーパーマーケット等で市販されています。また、フルーツポンチで有名な「堀内果実園」では、ドライフルーツの通販もあります。セミドライとは少し違う食感ですが、フリーズドライフルーツが販売され、それをチョコと合わせたロッシェは、堀内果実園の人気商品となっていますよ。

（※お家で作るドライフルーツの作り方については以下の記事もご参照ください↓↓）
≪おうちで簡単！手作りドライフルーツの作り方～天日干しから機械を使った方法まで解説～≫

まずは、ドライフルーツ専門店である小島屋の「ドライ柿」を紹介させてください！ドライフルーツ専門店ということで、材料はもちろん、カットの仕方や作り方にまでこだわっています。

2種類のうち、1つ目は奈良県産高級甘柿の富有柿のドライ柿。干し柿とドライフルーツの間のような、ねっとり＆旨みのある仕上がりです。2つ目は、アゼルバイジャン産の渋柿である蜂屋柿をスライスしたドライ柿です。もっちりした食感ですが、比較的さっぱりしたフレッシュ感を味わって頂けます♪

柿のドライフルーツは、半生ドライフルーツも含めて、コンビニでも買うことができます。中でも人気の「ファーマインド『おやつ熟柿』」は、セブンイレブン、ローソン、ファミマで売られている半生ドライ柿で、冷やして食べる商品です。噛むほどに感じるモチモチ食感がたまらない！という口コミがたくさんあります。

おやつ熟柿は、コンビニ以外にもスーパーやAmazonでも買えるので、気になった方はお試しくださいね。

そのまま食べても美味しい柿のドライフルーツですが、お菓子等にアレンジする食べ方もおすすめ。ドライ柿は、加熱したり冷凍することで異なる食感・味となるので、様々な使い方ができます。ここでは、柿のドライフルーツの栄養をとりながら、おつまみを楽しむためのレシピを紹介しましょう。

ドライフルーツバターとは、ドライフルーツをバターに練り込んで固めたおつまみのこと。パンやクラッカーに載せると、ワインやウイスキーにピッタリなおつまみになるんです！柿のドライフルーツバターの作り方は、細かく刻んだドライ柿とバターを混ぜて固めるだけ。バターの風味の中に、柿の甘さがしっかりと感じられます。

【参考】柿バター～材料3つで簡単レシピ　‐クックパッド

セミドライにした柿にブランデーを振りかけ、一晩冷凍庫に。シャリっとした食感がより美味しさを引き立たせます。お好きなチーズと合わせると、大人なおつまみになりますよ。こちらのレシピでは、柿のドライフルーツは、天日干しでセミドライにしています。

【参考】セミドライ柿のブランデー漬け　チーズ添え　⁻クックパッド

柿の栄養を凝縮させたドライフルーツ柿。特にドライ柿はお家でも簡単に作れますし、市販でも美味しいものが楽しめますよ。嬉しい効能もたくさんあるヘルシーおやつですので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか？