創業65年となるドライフルーツとナッツの専門店・小島屋と、人気フレンチ「sio」オーナーシェフ鳥羽周作が共同開発。サラダに特化した専用ナッツ「GOOD NUTS GOOD SALAD」を、2021年8月31日“野菜の日”に発売しました。選び抜かれた7種の素材が、サラダの美味しさと栄養価を引き立てる新感覚ミックスナッツです。
サラダ専用のナッツを開発しました!
「幸せの分母を増やす」をモットーに、レストラン経営や、SNS・メディアを通して、家庭でも試しやすい絶品レシピを提供するなど、食の魅力を多方面から発信し続けてきた鳥羽周作氏。「こんなサラダあったらいいな。」という思いの下、小島屋と共同開発し、サラダのためのミックスナッツが誕生しました。
開発に至るまでのストーリーと、それぞれが商品にかけた思いをご紹介します。
サラダ専用ナッツが生まれたきっかけ
製造・販売:小島靖久(小島屋)より
小島屋は創業65年のナッツとドライフルーツの専門店です。
ナッツとドライフルーツを、もっと多くのお客さんに楽しんで頂く為にはどうしたらいいか。日々の食が楽しくなるような商品を作れないかと日々考えています。
そんな職業柄もあってか、僕は美味しい物を食べにいく事が、とにかく大好きです。
そして、レストラン「sio」は、大好きなお店です。
実は、ある時「sio」がクラウドファンディングで、「あなたのお店のレシピを一緒に考えます。」という企画を出していました。
でもそれは、レストランのメニュー作りの事であって、まさか小さなナッツ屋の商品作りは無理ですよね?
とご連絡したら、「やりますよ!!」と快諾いただき、今回の商品作りが始まりました。
レストラン「sio」との共同開発
ミシュランの星をとるシェフ。
果たしてどんなナッツになるんだろう?とドキドキしながら商談にいきました。
おつまみ系のナッツかな?
デザート系のナッツかな?
それとも、やっぱり難しいよ・・・
と言われてしまうかな?
と、頭の中がぐるぐるしていたら、
鳥羽シェフから一言。
鳥羽シェフ「僕がどこのお店でも大事にしているのは、サラダ。sioでもo/sioでもパーラー大箸でも、サラダに力を入れている。小島さん、サラダが手軽にめっちゃ美味しくなるナッツ作っちゃおうよ!俺の頭の中にはもう絵ができているよ。」
鳥羽シェフの想いは、幸せの分母を広げる事。
確かに、どんなご家庭でも、よく食べるサラダが楽しくなったら、それは幸せな事。
それでいきましょう!と、方向がすぐに決まりました。
3か月ほどの期間を経て出来上がってきたサラダを試食した時には、
「え?うちのナッツとドライフルーツで、こんなにサラダが美味しくなるの?」と、
試食なのに、手が止まらず、バクバク食べ続けてしまいました。
完成したサラダをおいしくするナッツ&ドライフルーツ
sioのオーナーシェフ鳥羽さんと共同開発して完成したGOOD NUTS GOOD SALAD。実は想像より手間がかかっており、そこが美味しさの大事な所かなと思っています。
ナッツは口当たり、食感を大事にするために、軽く叩いて角をとる。
ドライフルーツは、味のアクセントを大事にするために、酸味と甘みの両方を使う。
スパイスは、香りを感じやすいように、叩いて香りを開いておく。
この工程は機械化できないので、全て手作業。売り手として作る時も、かなり面倒なんです。レストランさんも、ここは本当に面倒らしいですね。
混ぜただけじゃん!ではなく、実は手間を意外とかけている”GOOD NUTS GOOD SALAD”。
忙しい日にはグリーンサラダにかけるだけでもいいですし、
ちょっと時間のある日は、蒸し鶏やホタテなどのサラダも是非お試しください。
ご家庭での食が、もっと楽しくなれば嬉しいです。

GOOD NUTS GOOD SALAD へのこだわり
カシューナッツをベースに、アーモンドやくるみの異なる⾷感で、よりサラダを楽しく味わうことができます。ドライフルーツのいちじくとグリーンレーズンの⽢酸っぱさが加わることで、味の奥深さがより⼀層際⽴ち、さらに、クミン とコリアンダーのスパイスで、⾹りを演出。毎日のサラダに、レストランの味を気軽に取りいれることができる⼀品です。

⼩島屋と⿃⽻周作が考える「美味しいサラダ作りのポイント」として、
1. ⾷べるリズム
2. 五味+1 (旨味、苦味、⽢味、酸味、塩味)+⾹り
3. お⼿軽
の3つを掲げ、ナッツそのものの旨味、ナッツの⽪の苦味、ドライフルーツの⽢味、酸味、スパイスの⾹りを組み合わせています。

サラダはシンプルが一番!
レシピ監修 ⿃⽻周作より
僕のスペシャリテは、シンプルなサラダ。
修⾏時代には、味わいや⾷感のバランスを感じながら、
食材と対話するように、3 年間毎⽇サラダを作っていました。
僕が作るサラダは、⼝の中に⾊んな味わいや⾷感が広がる、
気持ち良くて、楽しいサラダです。
気持ち良いサラダは、野菜や果物のチョイスやカット、
そして、楽しいサラダを作るには、⾹りと⾷感が重要です。
⾹りにはスパイスを、⾷感にはナッツを、味のアクセントにドライフルーツを加えます。
お店でも作っていましたが、⾃宅で揃えるとなると少し⾯倒です。
そこで、レシピの通りにつくられたのが”GOOD NUTS GOOD SALAD”。
僕が考える美味しいサラダの⽅程式は、シンプルなドレッシングがおすすめです。
味を決める塩とビネガー、オリーブオイルのバランスがとっても⼤事。
そこに”GOOD NUTS GOOD SALAD”をかけるだけで、
気持ちよくて楽しいサラダ体験が⽣まれます。
これまで以上にサラダが好きになるでしょう。

素材感を活かしたデザイン
パッケージデザイン監修 ⼭⽥遊(method inc.)より
昨年の暮れ頃「sio」の⿃⽻さんから、⼩島屋さんのナッツの商品開発で、パッケージデザインをお願いしたい、との 連絡を頂きました。僕はバイヤーなので、デザインは全くできないのですが、幸いにもスタッフが、副業でデザイナー として活動もしているため、すぐにアメ横の⼩島屋さんへ脚を運んでナッツを買い込み、早速、頭の中で構想を練り始めました。
⿃⽻さんのレシピで、⼩島屋さんのナッツとドライフルーツにスパイスを加え、仕上げた”GOOD NUTS GOOD SALAD”。素材は全て⽊の実や種⼦であることから、ラベルは実や種のような丸み、また、⽊の⾊合いを意識しなが ら、スタッフがデザインをまとめていきました。
容器は、キッチンや⾷卓に置いておいても違和感が無く、⾃然と溶け込むように、お試しサイズは、蓋も実っぽいスパイス⽤のガラス瓶。そして通常サイズは、使い切っても捨てずに再利⽤できるイギリスの保存容器「KILNER」のジャ ーを選びました。詰め替え⽤のパッケージも、統⼀感を考慮して、⽚⾯がクラフト紙の袋を使⽤しています。
ちなみに、”GOOD NUTS GOOD SALAD”のネーミングも、⿃⽻さんによるもの。さらに「こんなサラダあったらいいな。」という⿃⽻さんの呟きを、普段からお世話になっている翻訳家の⽅と相談し「Make my salad dreams come true」というメッセージに込めています。

・商品概要
原材料名:カシューナッツ(インド産)、アーモンド、くるみ、グリーンレーズン、いちじく、クミン、コリアンダー、⽶粉
発売⽇:2021 年8 ⽉31 ⽇(⽕、野菜の⽇)
製造・販売:株式会社 ⼩島屋
レシピ監修:⿃⽻周作
パッケージデザイン:method inc.
左から 500g、45g、 270gの3種類。
※45g は約4食分のトライアルサイズです。
レシピ監修 鳥羽周作

sioオーナーシェフ / シズる株式会社代表取締役:鳥羽周作(トバ シュウサク)
1978年生まれ、埼玉県出身。 Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、32歳で料理人の世界へ。 2018年、代々木上原にレストラン「sio」をオープンし、ミシュランガイド東京で2年連続星を獲得。 また、業態の異なる5つの飲食店(「o/sio」「純洋食とスイーツパーラー大箸」「ザ・ニューワールド」「㐂つね」)も運営。書籍、YouTube、各種SNSなどでレシピを公開するなど、 レストランの枠を超えたいろいろな手段で「おいしい」を届けている。 2021年4月、博報堂ケトルとチームを組み、食のクリエイティブカンパニー「シズる株式会社」を設立。
モットーは『幸せの分母を増やす』
パッケージデザイン監修 山田 遊

バイヤー、キュレーター。東京都出身。
南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役。2014年「デザインとセンスで売れる ショップ成功のメソッド」が、誠文堂新光社より発売。各種コンペティションの審査員や、教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。これまでの主
な仕事に、国⽴新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」、
「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、「made in ピエール・エルメ」、「燕三条 ⼯場の祭典」など。















