ナッツには、マグネシウムやカルシウム、鉄、亜鉛、カリウムなど、健康維持に欠かせないミネラルが含まれています。しかし、ナッツの種類によって多く含まれるミネラルは異なります。この記事では、ミネラルが多いナッツの種類を比較し、それぞれの特徴や取り入れ方をご紹介します。ミネラルを意識してナッツを選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ナッツはミネラルが豊富な食品?

ナッツは、マグネシウムやカリウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも多く含む食品です。普段のおやつや食事に取り入れることで、不足しがちなミネラルの補給に役立ちます。ただし、ナッツの種類によって含まれるミネラルの種類や量にも差があります。ここでは、ナッツに含まれるミネラルの種類や、それぞれの特徴について見ていきましょう。
ミネラルは体の健康維持に欠かせない栄養素
5大栄養素の中でも、体の調子を整えるために必須なのがミネラルです。ミネラルには、多量ミネラルと微量ミネラルの大きく2つに大別されます。ミネラルは体内で作ることができないので、食事からの摂取が必要です。
代表的なミネラルは、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などがあります。役割が異なるため、それぞれのミネラルを毎日の食事からバランス良く摂取する必要があります。ナッツは持ち運びやすく栄養も豊富なので、ミネラル補給としても取り入れやすいでしょう。
ナッツにはマグネシウムやカリウムなどが含まれている
ナッツには、マグネシウムやカリウムをはじめ、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。具体的な例として、アーモンドにはカルシウムやマグネシウム、カシューナッツには亜鉛などです。また、ブラジルナッツはセレンを多く含むことで知られています。
このように、ナッツは脂質やたんぱく質、食物繊維だけでなく、さまざまなミネラルも含んでいます。普段の食事で不足しがちな栄養素を補う食品として、取り入れてみるのもよいでしょう。
ナッツによって多く含まれるミネラルが違う
「ミネラル補給のためにナッツを食べたい」と思っていても、すべてのナッツに同じミネラルが多く含まれているわけではありません。たとえば、アーモンドはカルシウムやマグネシウム、カシューナッツは鉄や亜鉛、ブラジルナッツはセレンなど、種類によって特徴があります。
そのため、「ナッツならどれを食べても同じ」と考えるのではなく、補いたいミネラルに合わせて種類を選ぶのも一つの方法です。
ミネラルが多いナッツを種類別に比較

ナッツは種類によって、含まれるミネラルの種類や量が異なります。ここでは、アーモンド・カシューナッツ・ブラジルナッツなどの定番ナッツから、ヘーゼルナッツ・ピスタチオ・ピーカンナッツまで、代表的なナッツを比較して栄養素ごとに解説します。
マグネシウムが多いナッツを比較
マグネシウムは、エネルギー代謝や筋肉の働き、骨の形成などに関わるミネラルです。100gあたりで比較すると、アーモンド、カシューナッツ、ブラジルナッツなどがマグネシウムを多く含むナッツとして挙げられます。
実際に食べる量が、1日の間食で適量とされる20~30gで考えると、1食分の目安量が異なるナッツにおいても、摂取できるマグネシウム量が変わってきます。特にブラジルナッツは、セレンを多く含むため、過剰摂取に注意が必要です。間食として食べるなら1日に1~2粒程度にしましょう。
アーモンドやカシューナッツなどは、手のひらに軽く1杯程度が目安です。実食量で見ると、ミックスナッツにも含まれることが多いアーモンドとカシューナッツがマグネシウム摂取にも手軽に取り入れやすいでしょう。
鉄・亜鉛が多いナッツを比較
鉄は、赤血球の材料となり、全身に酸素を運ぶために必要なミネラルです。特に女性は鉄が不足しやすいため、毎日の食事から意識して摂りたい栄養素でもあります。
鉄分を多く含むナッツの代表格は、カシューナッツです。次にアーモンド、ピスタチオの順に多く、カシューナッツがダントツの可食部100gあたり約3.6㎎も含まれています。
また、サプリメントなどでも知られている亜鉛は、たんぱく質の合成や味覚、免疫機能などに関わるほか、健康な肌や髪を保つためにも欠かせない栄養素です。美容を意識している方や、食生活の乱れが気になる男性にも取り入れてほしい栄養素といえます。亜鉛が含まれているナッツはカシューナッツ、アーモンド、くるみが代表的です。
カルシウム・カリウム・銅が多いナッツを比較
カルシウムは骨や歯を作るだけでなく、筋肉の収縮などにも関わっています。カルシウムを補いたい場合は、アーモンドが代表的です。
一方、カリウムに注目するならピスタチオが候補になります。カリウムは体内の水分やナトリウムのバランスを保つ働きがあるため、塩分の摂り過ぎが気になる方にもおすすめのミネラルです。
さらに、銅やマンガンなど、あまり意識する機会がないミネラルもナッツには含まれています。銅は鉄の利用や赤血球の形成に関わり、マンガンは骨の形成や代謝などをサポートする栄養素です。
ミネラルが豊富なナッツ5種類の特徴

ナッツは種類によって、含まれるミネラルだけでなく、食感や食べやすさ、向いている食べ方も異なります。ここでは、ミネラル補給を意識する際に選びやすい5種類の特徴を見ていきましょう。
アーモンドはカルシウムやマグネシウムが豊富
アーモンドは、カルシウムやマグネシウムを補いたい時に取り入れやすいナッツです。カリッとした食感があり、間食としてそのまま食べやすいのも魅力といえます。
毎日続けてナッツを食べたい方や、複数のミネラルをバランスよく補いたい方にも向いています。ミックスナッツにも使われることが多いため、ナッツを食べ慣れていない方にも取り入れやすい種類です。
カシューナッツやピスタチオは鉄やカリウムに注目
カシューナッツは、鉄や亜鉛、銅などを含むのが特徴です。やわらかく甘みのある味わいで、料理にも使いやすいため、普段のおやつだけでなく、炒め物やサラダなどに加えるのもおすすめです。
ピスタチオは、ナッツの女王とも呼ばれるほど栄養価が高く、コクと甘みが深い味わいが特徴です。おつまみや間食として取り入れやすく、カリウムを意識したい時の選択肢にもなります。
くるみやブラジルナッツは特徴的なミネラルを含む
くるみには、マグネシウム、カリウム、銅、マンガンなどのミネラルが含まれています。特に銅やマンガンは、他のナッツには含まれていない比較的珍しい栄養素です。くるみはそのまま食べるほか、サラダやヨーグルトに加えるなど、普段の食事にも取り入れやすいでしょう。
ブラジルナッツは、セレンを非常に多く含むのが特徴です。セレンのほかにも、マグネシウム、銅、亜鉛などのミネラルを含んでいます。ただし、セレンは過剰摂取にも注意が必要なため、ブラジルナッツを食べる時に1回の分量に注意しましょう。

ナッツに含まれるミネラルの働きとは?

ナッツにも多く含まれるミネラルは、体の中で種類によって異なる働きをしています。ここでは、ナッツから摂取できる代表的なミネラルについて、どのような働きがあるのか見ていきましょう。
マグネシウムやカルシウムは骨や筋肉の健康を支える
マグネシウムは、エネルギー代謝や筋肉の収縮、神経の働きなどに関わるミネラルです。また、骨の形成にも必要とされており、カルシウムとともに健康な骨を維持するために役立ちます。
カルシウムは骨や歯の主要な構成成分であり、筋肉の収縮や神経の働きにも関わっています。特にカルシウムは不足しやすい栄養素の一つなので、乳製品や小魚、野菜などと合わせて毎日の食事から摂ることが大切です。
カリウムは体内の水分や塩分バランスに関わる
カリウムは、体内の水分やナトリウムのバランスを保つために重要なミネラルです。余分なナトリウムを体外へ排出する働きもあるため、塩分の摂り過ぎが気になる方も意識したい栄養素といえます。
カリウムはナッツだけでなく、野菜や果物、いも類などにも含まれています。普段の食事にさまざまな食品を取り入れながら、バランスよく摂取しましょう。
鉄や亜鉛なども健康維持に欠かせない
鉄は、赤血球のヘモグロビンを構成し、全身へ酸素を運ぶために欠かせないミネラルです。特に、月経のある女性は鉄が不足しやすいため、肉や魚、豆類などと合わせて意識して摂りたい栄養素です。
亜鉛は、たんぱく質の合成や味覚、免疫機能などに関わっています。健康な肌や髪を保つためにも必要なため、美容を意識する方にも注目されています。
このほかにも、銅やマンガン、セレンなど、体のさまざまな機能を支えるミネラルがナッツには含まれています。
ナッツからミネラルを摂るには?

ナッツはそのまま食べられるため、普段の食事やおやつに取り入れやすい食品です。ミネラルを意識するなら、1種類に偏らず、食べる量や組み合わせを工夫してみましょう。
毎日の食事やおやつに少量ずつ取り入れる
ナッツは、1日20~30g程度を目安に、間食として取り入れるのがおすすめです。アーモンドやカシューナッツなら、手のひらに軽く1杯程度が目安になります。
そのまま食べるだけでなく、ヨーグルトやサラダに加えれば、普段の食事でも無理なく取り入れられるでしょう。毎日少しずつ続けることで、ナッツに含まれるミネラルを補う習慣を作りやすくなります。
複数のナッツを組み合わせて食べる
ナッツは種類によって含まれるミネラルが異なるため、複数の種類を組み合わせるのもおすすめです。例えば、カルシウムやマグネシウムを含むアーモンドに、鉄や亜鉛を含むカシューナッツ、カリウムを含むピスタチオなどを組み合わせれば、それぞれの栄養を補えます。
手軽にいろいろな種類を食べたい場合は、ミックスナッツを選ぶのもよいでしょう。小島屋では性別やご年齢、お悩みに寄り添ったオリジナルのミックスナッツもございます。気になるものがありましたら、ぜひお試しください。

ナッツ以外の食品からもミネラルを補う
ナッツはミネラル補給に役立つ食品ですが、すべてのミネラルをナッツだけで補う必要はありません。カルシウムなら乳製品や小魚、鉄なら肉や魚、豆類など、ミネラルによって多く含まれる食品は異なります。野菜や果物、海藻なども取り入れながら、さまざまな食品からバランスよく摂ることを心がけましょう。
ミネラル補給でナッツを食べる時の注意点

ナッツはミネラルを含む食品ですが、ナッツの種類や食べ方、一度に食べる量によってカロリーや塩分などに注意が必要です。健康のために取り入れるなら、適量や商品の選び方にも気を付けましょう。
ナッツは食べ過ぎず適量を意識する
ナッツに含まれる栄養素の中でも、脂質が大部分を占めています。そのため、食べ過ぎるとカロリーオーバーにつながります。ミネラルを補う目的であっても、たくさん食べればよいわけではありません。
間食としてナッツを食べる際は、1日20~30g程度を目安にするとよいでしょう。袋から直接食べるのではなく、あらかじめ食べる分だけ小分けにしておいたり、小皿に取り分けておくと、食べ過ぎを防ぐことができ、ナッツの酸化や乾燥防止にもなります。
味付けや商品の選び方にも注意する
ナッツには無塩タイプから食塩やシナモンなどで味付けされたタイプのものまであります。脂質や塩分の摂り過ぎが気になる方は、無油・無塩タイプを選ぶと良いでしょう。
また、商品によっては砂糖や油が加えられているものもあります。ミネラル補給を目的に選ぶなら、原材料表示を確認して、シンプルな商品を選ぶのもおすすめです。
アレルギーがある場合は原材料を確認する
ナッツ類には食物アレルギーの原因になる可能性もあります。一言でナッツといっても、くるみやピーカンナッツはクルミ科、カシューナッツはウルシ科のように、それぞれに違いがあるため、個別に確認が必要です。また、くるみとピーカンナッツのように似たもの同士の場合は交差反応が出ることもあります。アレルギー体質の方や症状が出た場合は、速やかに専門医にご相談ください。
ミネラルの種類から自分に合うナッツを選ぼう!

ナッツには、マグネシウムやカルシウム、鉄、亜鉛、カリウムなど、さまざまなミネラルが含まれています。種類によって含まれるミネラルの量や特徴が異なるため、補いたい栄養素に合わせてナッツを選ぶのもおすすめです。
カルシウムやマグネシウムを意識するならアーモンド、鉄や亜鉛ならカシューナッツ、カリウムならピスタチオ、セレンならブラジルナッツなど、それぞれに特徴があります。
ただし、ナッツだけでミネラルを補おうとせず、肉や魚、乳製品、野菜、果物なども組み合わせることが大切です。1日20~30g程度を目安に、毎日の食事やおやつへ無理なく取り入れてみましょう。
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