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砂糖断ちでも満足!代替甘味料で健康的に甘さを楽しむ方法やデーツの活用レシピもご紹介します

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最終更新日:25.12.24

砂糖断ちに挑戦してみたいけれど、甘味を楽しみたい方へ、天然甘味料や人工甘味料の種類や特徴、さらに健康効果やリスクを踏まえた選び方をわかりやすく解説します。

”砂糖断ち”とは?

砂糖断ちとは、砂糖を含む食品や飲料の摂取を控える、または完全に避ける食事法を指します。白砂糖だけでなく、加工食品や飲み物に含まれる隠れた砂糖も対象とする場合があり、健康や美容のために取り組む人も多いです。目的は健康改善や美容効果の向上、生活習慣病の予防など多岐にわたります。

砂糖断ちするとどうなる?

砂糖断ちをする目的には以下のようなものがあります。

・健康改善
・血糖値の安定化
・美容効果
・集中力の向上
・味覚のリセット

特に、糖尿病や肥満の改善のために、砂糖を控えるように指導を受ける方もいらっしゃいます。血糖値が安定化すると、血管の老化防止や肥満予防にもつながります。また、精製糖を摂らないことで、肌の老化を防いだり、ニキビなどの肌荒れを防いだりといった嬉しい効果も期待できます。

砂糖断ちの代わりになる甘味料の種類

砂糖断ちをいきなり始めると体に負担がかかり、頭痛や倦怠感、イライラするなどの初期症状が現れる可能性もあります。精製糖の代わりになるものとして、天然の甘味料低GI食品を取り入れたり、フルーツや穀物などの食品に置き換えたりして、段階的に減らしていくなど、体の状態と向き合いながら行いましょう。

砂糖断ちの代用品にはどんなものがあるのか、ご紹介します。

天然甘味料と人工甘味料の違い

甘味料の種類として、大きく天然の甘味料人工甘味料とに分類されます。
天然甘味料とは、自然界に存在する糖類や糖アルコールなどがあります。具体的には、サトウキビを原料とする黒糖や、サトウダイコン(ビート・甜菜)を原料とする甜菜糖、はちみつ、メープルシロップなどです。

一方、人工甘味料とは化学合成により作られた甘味料のことで、食品衛生法における指定添加物に該当します。自然界に存在せず、合成甘味料と呼ばれるものもあり、低カロリー製品で砂糖の代替甘味料としても利用されることが多いです。

低カロリー甘味料とは?

砂糖に比べてカロリーが同等もしくは低く、甘みが強い甘味料のことです。低カロリー食品や調味料、飴やガム、チョコレートなどのお菓子や清涼飲料水などに使用されています。

具体的には、
ソルビトール
キシリトール
エリスリトール
ステビア
スクラロース
アスパルテーム

これらが代表的です。
上記の低カロリー甘味料は、さらに天然甘味料や人工甘味料、糖アルコールなどに分類されます。

血糖値に影響しない甘味料

砂糖なら本来であれば血糖値が上昇するものですが、甘味料の中には血糖値に影響しないものもあります。例えば、スクラロースは消化吸収されずに排泄されるため、カロリーがゼロとなり、血糖値も上昇しません。合成甘味料もありますが、天然由来のエリスリトールやステビア、羅漢果なども、甘みを感じますが血糖値に影響しない甘味料です。

これらは糖尿病の方の食事にも活用されています。

自然派甘味料

自然派ということから、自然界の植物や果物から抽出された甘味料のことです。具体的には、以下のようになります。

・エリスリトール
・ステビア
・羅漢果(ラカンカ)
・天然はちみつ
・果物の果糖
・アガベシロップ
・メープルシロップ

特徴としては、人工甘味料よりもビタミンやミネラル、抗酸化物質などが豊富に含まれています。ただし、自然のものだから体に良いというわけではなく、種類によって血糖値が急激に上昇するものもありますので、適切な量を守ることが大切です。

砂糖断ちをするときの代用品と特徴

砂糖断ちをするといっても、砂糖を完全に断つことは、料理に甘みがないと味が決まらないことなど、不便になることもあります。砂糖の代用品にはどんなものがあるのか、特徴や用途を併せてご紹介します。

はちみつ

天然の甘味料として代表的なものの一つです。蜜蜂が花の蜜を固めて作るもので、ビタミンやミネラルが豊富なのも大きな特徴と言えます。砂糖より甘味が強いため、少量で使うことができ、抗菌性保湿力が高いことから、風邪予防や健康目的以外にも美容を意識して取り入れている方もいます。飲み物や料理、デザートの甘味付けなどにおすすめです。

メープルシロップ

カエデ樹液から作られる天然の甘味料で、カルシウム亜鉛を含むのが特徴です。独特の風味があり、抗酸化物質やミネラルなども豊富に含まれています。風味を活かしてパンケーキやヨーグルトにかけるのがおすすめです。加熱しても香りが保たれるので、焼き菓子や料理にもよく活用されています。

アガベシロップ

アガベ属の植物から抽出された天然の甘味料です。低GI食品で血糖値の急上昇を抑える特性を持つのが、大きな特徴といえます。甘さが砂糖の1.3倍と言われており、クセの少ない味が特徴です。また、カロリーも砂糖と比較すると75%程となるので、低カロリー甘味料でもあります。ビタミンKや水溶性食物繊維なども含み、冷たい飲み物にも溶けやすいため、ドリンクやスイーツ作りに幅広く使用されています。

ラカント

天然甘味料である「羅漢果」と「エリスリトール」の2種類のみを使って作られた甘味料です。血糖値に影響を与えないため、糖尿病の方にも適する甘味料として使われています。コーヒーや煮物など、日常の甘味付けに便利です。

デーツ・デーツシロップ

砂糖の代わりに果物の甘み成分である果糖も、お菓子作りなどで活用されています。その中でもナツメヤシの果実から作られる「デーツ」は、深い甘みが特徴です。ドライフルーツのデーツやデーツシロップが甘味料として活用されています。デーツは食物繊維鉄分が豊富で、自然な甘さが特徴です。βカロテンなどの抗酸化物質カリウムなどが豊富なことから、健康や美容を意識して取り入れる方も多く、スムージーやパンの甘味付けにもおすすめです。

ステビア

キク科の植物が由来の甘味料で、砂糖の約200倍の甘さを持っていますが、カロリーゼロの甘味料です。少量で十分甘味を得られるので、スポーツドリンクやチョコレートに使われています。

ココナッツシュガー

ココナッツの花の蜜から作られた天然の甘味料です。低GIかつカリウム水溶性食物繊維を含んでいます。砂糖に近い風味と食感なので、ヨーグルトやコーヒーなどの甘味料としてよく使われています。

トレハロース

自然界に存在する糖で保湿性があり、食材の風味を引き立てる甘味料です。結晶性が高いことから、シュガートッピングやシュガーコーティング、ボンボンなどに活用されています。パンや和菓子の保存性向上や味の調整にもよく使われている甘味料です。

エリスリトール

果物やきのこなどの発酵食品に含まれており、天然の糖アルコールから作られる甘味料です。腸で吸収されますが、代謝されずそのまま排泄されるため、血糖値に影響しない甘味料として幅広く使用されています。砂糖に近い味わいが特徴で、糖質制限中の方の飲み物や料理に適している甘味料です。

その他の甘味料

砂糖といえば上白糖やグラニュー糖、三温糖などがありますが、甘みをつけるための代用品として日常使いもできる「みりん」「ガムシロップ」、サトウキビから作られる「黒糖」などもあります。

それぞれ風味や味に違いがあるため、煮物などの料理に使う、お菓子作りの甘みとして使うなど、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

甘味料選びのポイント

甘味料を選ぶ際には、健康状態や生活スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

健康を意識するなら

健康を意識する方には、人工的な添加物を避け、天然由来の甘味料を選ぶと安心です。はちみつやメープルシロップ、ステビアなどは、自然な甘さを楽しめるだけでなく、栄養も豊富に含まれています。

血糖値の管理をしたい方には、低GI値の甘味料がおすすめです。アガベシロップやエリスリトールは、血糖値に影響を与えにくく、安心してお使いいただけます。糖尿病の方や血糖値が気になる方にはおすすめです。

ダイエットや無添加にこだわるなら

ダイエット中の方は、カロリーゼロ低カロリーの甘味料を選ぶとよいでしょう。ラカントやエリスリトール、ステビアはカロリーがほとんどなく、糖質も抑えられるため、ダイエット中の甘味補充に適しています。オリゴ糖も腸内環境を整える作用があるので、腸活におすすめです。

添加物を避けたい場合には、ラベルをよく確認しましょう。製品の成分表で添加物や人工甘味料が含まれていないかを確認することが重要です。信頼できるブランドを選び、オーガニック認証を取得した甘味料を選ぶとより安心です。

購入時には、ラベルを読み成分や製造方法を確認しましょう。また、口コミやレビューを参考にして、品質の高いブランドを選ぶのもポイントです。

甘味料の健康効果とリスク

甘味料にはさまざまな健康効果が期待できますが、一方でリスクも存在します。虫歯への影響については、甘味料の種類によって異なります。例えば、エリスリトールは虫歯の原因になりにくいとされていますが、はちみつやデーツなどの天然甘味料は適度に使用することが大切です。
アレルギーや副作用の可能性も考慮する必要があります。一部の甘味料は体質によってアレルギー反応を引き起こす場合がありますので、注意が必要です。また、過剰摂取によりお腹がゆるくなることがあるため、使用量についても摂り過ぎないように気を付けましょう。
カロリーゼロ甘味料の長期的な安全性については、まだ研究が進行中です。ラカントやステビアなどは比較的安全性が高いとされていますが、バランスよく使うことが大切です。

甘味料を使ったおすすめレシピ

甘味料を使い分けることで、低糖質のスイーツやビタミンミネラルが豊富なパンなども作ることができます。今回は、デーツを使った簡単でおいしいレシピをご紹介します。

自分に合った甘味料で砂糖断ちを成功させよう

砂糖断ちは、健康的な生活を実現するための第一歩にもなり得ます。甘味料の風味や味わいが異なるので、それぞれの特徴を活かしつつ上手に取り入れることで、健康的に砂糖の甘さを楽しむこともできます。
自分のライフスタイルや健康状態に合った甘味料を選び、無理なく続けられる方法を見つけましょう。

#甘味料 #デーツシロップ #砂糖断ち

よくある質問

Q

砂糖をやめたらどうなる?

A

砂糖をやめると、血糖値の乱高下が抑えられるため、食後の強い眠気や倦怠感が解消され、一日を通して集中力が持続しやすくなります。短期的にはむくみの解消や味覚の正常化、長期的にはダイエット効果や肌質の改善、免疫力の向上が期待できます。 小島屋としては、急な全廃はストレスが大きいため、甘いものが欲しくなった時にナッツの香ばしさやドライフルーツの自然な甘みで補う「置き換え」から始めることをお勧めしています。体内の細胞を老化させる「糖化」を防ぐことは、健康だけでなく真のアンチエイジングにも繋がります。

Q

砂糖断ちするには何日くらいかかりますか?

A

砂糖への依存から抜け出し、新しい食習慣が体になじむまでには、一般的に「21日間(3週間)」が必要と言われています。最初の1週間は離脱症状として頭痛やイライラが出やすい時期ですが、ここを過ぎると甘いものへの欲求が徐々に落ち着いてきます。 2週間経つ頃には肌の状態や目覚めの良さを実感し始め、3週間で味覚が鋭敏になり、砂糖なしの生活が苦ではなくなります。小島屋では、この辛い期間をデーツやいちじくといった低GIの天然果実で乗り切ることを提案しています。無理なく続けられる「緩やかな改善」こそが、リバウンドを防ぐ秘訣です。

Q

砂糖断ちのデメリットは?

A

砂糖断ちの主なデメリットは、糖分に依存していた場合に起こる頭痛、イライラ、強い倦怠感などの一時的な「離脱症状」です。また、ストイックすぎる制限は精神的なストレスとなり、会食などの社交の場での不自由さや、反動によるリバウンドを招く恐れがあります。 小島屋では「砂糖を完全に敵」にするのではなく、栄養価の低い白砂糖を、鉄分や食物繊維が豊富なデーツやナッツなどの「栄養ある甘み」に置き換えるマインドセットを推奨しています。過度な我慢は長続きしません。賢い代替品を選び、心と体のバランスを保ちながら健康を追求しましょう。

Q

砂糖をやめると肌にどんな効果があるの?

A

砂糖を控える最大のメリットは、肌の老化を早める「糖化(AGEsの生成)」を抑制できることです。糖化は肌の土台であるコラーゲンを破壊し、シワやたるみ、肌の黄ぐすみの直接的な原因となります。砂糖をやめることで肌の炎症が抑えられ、ニキビの改善や透明感の向上が期待できます。 また、肌のターンオーバーが正常化し、潤いのある健やかな状態へと変化します。小島屋のおすすめは、美肌ビタミンEが豊富なアーモンドとの組み合わせ。砂糖によるダメージを減らしつつ、ナッツの栄養で内側から輝くような肌作りをサポートしましょう。

Q

デーツは砂糖の代わりになりますか?

A

デーツは「エデンの園の果実」と呼ばれ、白砂糖に代わる最高の天然甘味料になります。ドライデーツを刻んで料理に加えたり、ペーストにして製菓に使えば、砂糖なしでも濃厚なコクと甘みが楽しめます。白砂糖が栄養を含まないのに対し、デーツは鉄分、カルシウム、食物繊維、カリウムが非常に豊富です。 また、血糖値の上昇も緩やかな低GI食品であるため、ダイエット中の方にも最適です。小島屋では、そのまま食べるのはもちろん、デーツ100%のシロップを活用し、毎日の食生活をより豊かで健康的なものに変えるお手伝いをしています。

Q

砂糖の代わりに体にいいものは何ですか?

A

精製された白砂糖の代わりとして、栄養価が高い天然甘味料がおすすめです。代表的なものに、黒糖、生はちみつ、甘酒、てんさい糖、メープルシロップがあります。これらは白砂糖と異なり、精製の過程で失われるミネラルやビタミンを含んでおり、風味に奥行きがあるのが特徴です。 小島屋が特におすすめするのは「デーツ(ナツメヤシ)」です。鉄分や食物繊維が豊富で、細かく刻んで料理や製菓に加えれば、砂糖を使わずに濃厚な甘みを楽しめます。素材そのものの良さを活かすことで、無理なく健康的な食習慣を維持することができます。

Q

砂糖の代わりに何がいいですか?

A

砂糖の代わりになる甘味料は、用途に合わせて選ぶのがベストです。加熱料理には「てんさい糖」や「きび砂糖」、コクを出したい時には「黒砂糖」が向いています。また、ダイエット中や血糖値が気になる方には、天然由来の低GI甘味料である「ラカンカ」や「ココナッツシュガー」も人気です。 専門店としては、発酵食品である「甘酒」や「みりん」を日常の調味料として活用することもお勧めしています。これらは自然な甘みだけでなく旨味も引き出してくれるため、砂糖の量を無理なく減らすことができます。ライフスタイルに合った「体に優しい甘み」を見つけてみましょう。

Q

キムタクは砂糖の代わりとして何を使っている?

A

木村拓哉さんは、健康管理と体形維持のために、自宅の料理では砂糖を一切使わず、代わりに「オリゴ糖」を使用していることを公表されています。オリゴ糖は糖質の一種ですが、腸内の善玉菌であるビフィズス菌などのエサとなり、腸内環境を整える効果が期待できる健康的な甘味料です。 完全に甘みを絶つのではなく、腸活にもなるオリゴ糖や、栄養豊富な天然素材に置き換えるという考え方は、美容と健康の両立において非常に理にかなっています。木村さんのように「自宅に砂糖を置かない」という習慣は、究極のアンチエイジング対策の一つと言えるでしょう。

Q

体に一番良い砂糖は何ですか?

A

「一番」を定義する場合、精製度が低くミネラルが豊富な「黒糖」、または血糖値の上昇が緩やかな「てんさい糖」が候補に挙がります。黒糖はカルシウムやカリウム、鉄分を含み、特有の風味で満足感が高いのが特徴です。一方、てんさい糖は天然のオリゴ糖を含み、腸内環境を整える効果が期待できます。
しかし、さらに健康効果を追求するなら、砂糖(結晶)の代わりに「デーツ(ナツメヤシの実)」をそのまま、あるいはペーストにして使うのが理想的です。デーツは食物繊維が豊富で、糖の吸収を抑えつつ、鉄分やマグネシウムなどの栄養を丸ごと摂取できる「完全食」に近い甘味源だからです。小島屋では、単に甘さを足すだけでなく、体への栄養補給も兼ねられるデーツや黒糖を、ライフスタイルに合わせて賢く使い分けることを推奨しています。

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せんば千波

この記事を書いた人

せんば千波

元管理栄養士の栄養士ライターです。自身のメンタル不調の経験から、個人ブログとSNSでも心の栄養、健康、食の大切さについて発信しています。家族の病気をきっかけに、がんと食事の関係や現代人に不足しがちな栄養を実感しました。栄養学を学び直し、野菜の大切さを再確認して、家庭では野菜中心の食事と手軽にできる健康づくりを実践しています。普段の食事においしく楽しく、バランス良く栄養を取り入れることを考えながら、日々の献立を考えるのが好きです。

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